2007年3月 さよなら九州旅行 第2弾! その3
(ファイナルは南国・宮崎へ!)
断崖の洞窟・・・運玉が楽しい鵜戸神宮!
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青島の周辺は昨日の夕方とうってかわって「鬼の洗濯板」が大登場。約1000万年前から砂岩と泥岩の違った層のうち、柔らかい層が削られてできあがったのが、この鬼の洗濯板(鬼の洗濯岩とも言われます)。予想していたよりも広いエリアに現れてなるほど、さすが天然記念物だ。 |
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水が完全にひいてしまうので、鬼の洗濯板の上をずーっと歩いていける。洗濯板の先端までいくと、そこは日向灘の荒波がバンバン打打ち寄せてくる。すごい迫力!早速キッズたちは綺麗な貝殻探しをスタートするものの、満ち引きが早いためか?貝殻は全然ない。その分ヤドカリがいっぱい。キッズたちに冗談で、「ここで鬼が洗濯するんだよ?」と話すと真剣モードに。宮崎は鬼はないが、神話がいっぱいの国。聖なる地なのだ。青島神社に祀られてる日子穂穂手見命は、「山幸彦」として親しまれており、「海幸彦 山幸彦」の神話はここ青島海岸が舞台になっているそうです。 |
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それにしても、やはり他ではあまり見ない独特なものですね。宮崎一の人気観光スポット楽しめました。鬼の洗濯板の先、遠くに白亜の建物がそびえております。これ又宮崎の人気スポットのフェニックス・シーガイア・リゾートのシェラトンが見えます。「もうシーガイアはつぶれちゃったんだよね?」なんて言われる方いますが、世界的に有名なバンヤンツリー・ツリースパなどが入り、未だ人気は健在です。残念ながら今回も宿泊したかったのですが、先々週に引き続きの旅行のため断念。(やっぱりシーガイアは高い!) |
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橋の両側も洗濯岩でいっぱい。ホテルまでの遊歩道の途中には植物園もあります。さすが南国宮崎、チューリップなどが咲き乱れていました。ホントは、今日はこどもの国の人気のフラワーフェスティバルに行く予定でしたが、干潮の時間にあわせて青島に再訪したので、フラワーフェスティバルは明日に延期。 | ||
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お昼前に青島観光ホテルを出発。ここから日向灘沿いのフェニックスロードをロングドライブだ。ますは、堀切峠をこえて道の駅フェニックスへ。ここからの波状岩(鬼の洗濯板)の眺望も素晴らしいらしい。地元の観光協会で「アシタバのうどん」の試食会をやっていたので無料で頂く。これが実に癖がなく美味しい。印象や味、商品名なんかのアンケートにご協力。ホント美味しかった。 | ||
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ここからの鬼の洗濯板の眺望は、青島とは赴き違う。断崖の上から眺めるので、波状岩の全貌が見渡せる。もちろん輝く日向灘の眺望も素晴らしい。全国でも有数の眺望を持つ道の駅の1つではないだろうか?繰り返すが、鬼の洗濯板の規模は予想以上に広いエリアにまたがっている。青島エリアから約8kmほどの沿岸に続いているそうだ。 |
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もちろん道の駅フェニックスも崖を階段で降りて、鬼の洗濯板まで行ける。すごい階段だったので我が家はキャンセルしたが、結構な数の観光客が降りていった。すごい元気・・・。道の駅には南国宮崎特有のソフトクリームやアイスなどいろいろあって見ているだけでも楽しい。沖縄で本物の味知っているだけに、マンゴーソフト食べたかったなぁ〜。約30分程走ると、これも青島とならび宮崎を代表する観光スポット「鵜戸神宮」に到着する。標識やナビをたよりに走ると、1番遠い駐車場へ入れられる。そこからは約40分程歩かないといけないらしい。タクシーに運ちゃんに教わり、海岸線の細道を進み、目の前の駐車場をゲット。ここからならば近くて都合がよい。 | ||
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鵜戸神宮は、どこも朱色が美しく、日向灘の青色とのコントラストが鮮やかだ。神門、見事な楼門くぐり、千鳥橋からの眺望が特に素晴らしい。玉橋まで進むと、断崖に続く長い階段が見え、眼下に有名な洞窟が見えて来た。全国いろいろな寺院、神社等を見て来たが、ここ鵜戸神宮も「何故こんなところに?」という質問を建てた方に浴びせたい。確かに眺望は素晴らしいが・・・それにしても。 | ||
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荒波が岩に打ち砕け、舞い上がる水しぶきが階段の当たりでもかすかに感じる。まさしく太平洋の荒々しさを眼の前にできる。すご〜い迫力だ。眼の前には、後で挑戦する有名な運玉で知られる「零石亀石」がある。鵜戸神宮は、有名な神話「海幸彦 山幸彦」で知られる山幸彦の子が祀られています。山幸彦が神話のように兄海幸彦の釣り針を探しに、海宮(竜宮)に赴き豊玉姫と結ばれ、その子を出産するためにこの洞窟に産室をつくったそうです。 | ||
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豊玉姫は出産の際に海神の姿にかわるため見てはならないと言いつけたが、山幸彦はのぞいてしまう。その時の豊玉姫の姿は鰐、龍、鮫だったとも言われています。その姿を見られた豊玉姫は海へ帰っていってしまい、その産室に建立されたのがここ鵜戸神宮の本殿です。鵜戸神宮の神話に興味有る方はここまでどうぞ!洞窟の中に現れる本殿は、その立地条件からか、ホント威厳があるように感じます。本殿周りはぐるっと1周できます。 |
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本殿裏はかなり洞窟の高さが低くなりますが、有名なお乳岩があります。先の豊玉姫が出産し海へ戻ってしまと、豊玉姫が岩に乳房をなすりつけてきたため、その岩から清水が落ち、それを飲んで産み落とされた子が育ったと言われています。それからこの2つの岩は乳岩と言われ、安産祈願のメッカとなる由縁になったとのことです。この時の子は、成長しその後豊玉姫の妹と結ばれ子を儲けたそうです。その子が日本初代の神武天皇となったとの言い伝えです。そんな聖なる地なんですね。 | ||
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お乳岩の清水を使って作った「おちちあめ」が人気です。鵜戸神宮のお土産人気No1でしょう。甘みが薄いいかにも昔風の飴?って感じです。お湯に溶かして飲むのも人気だそうです。隣には、お乳岩の清水「おちち水」が頂けます。どれもあまりにも長い歴史神話に驚かされます。九州は歴史ある地とは聞いてましたが、まさしく日本書紀の世界ですからねぇ〜。ちなみに天照大御神(あまてらすおおみかみ)のひ孫に当たるのが山幸彦だそうです。その孫が神武天皇。歴史ってすごいですね。続いて有名な「運玉」! |
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運玉ご存知ですか?素焼きの運玉5個\100でゲットし、本殿前の海に鎮座する霊石亀石(豊玉姫が出産のため乗って来たとされる)の背中にある小さな窪みめがけて投げる運試しです。これが簡単そうに見えて、実に難しい。早速、楽しみにしていた良太兄ちゃんが挑戦。 |
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良太兄ちゃん、奇声とともに運玉投げ込むもどうしても入らない。後で知ったことなのだが、男性は左手で、女性は右手だそうです。そんなことも知らずに必死に投げ込むぼくんちファミリー。自信満々だったお兄ちゃん結局1個も入らず。見事ガッツポーズとはいきませんでした。それもそのはず、入る人などほとんどいない。ホント難しいのだ。 | ||
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続いて、ママが挑戦。これもやっぱり駄目。最後にパパが自信満々で登場。右手で投げたにも関わらずこちらも全然駄目。すごく悔しがるパパ。噂通り難しかった。ちなみに運玉は地元の小学生の発案で産まれたとか?昔はお金を投げていたんですって・・・・。 |
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宮崎の人気観光スポットの鵜戸神宮の運玉楽しかったです。でも、昔の人はすごいですよね。帰りはまた長い階段を登っていきます。一昔前は「西の高野」と言われたほど威厳あり一大道場になっていたそうです。何となく理解できます。確かに修行には良いところでしょう。ホント。 |