2007年3月 さよなら九州旅行 第1弾! その1
(九州を代表するW名湯「黒川&嬉野温泉」へ!)


黒川温泉の人気宿「いこい旅館」の「滝の湯」!

九州に越してきて約3年。大好きな九州も残りあと約1ヶ月となり、ファミリーでお待ちかねの「さよなら九州満喫ツアー」へ出発。ファミリー旅行&キャンプでこの広い九州を縦横走り回りホントEnjoyさせてもらった。ところが、いざっ九州を去ることが決まると、超定番エリアにも関わらず行けていないところが結構あることに気づき、今回迷わず行き先決定。九州を代表する名湯の「黒川温泉」と「嬉野温泉」を残してしまっていたのには驚きだ。特に、全国的にも超人気温泉として知られる黒川温泉は予約をとるのがたいへんで苦労したが、無事望んだ宿ゲット成功!大喜びでいざっ福岡を出発!
まずは、大分県の日田に立ち寄り。丁度「天領日田おひなまつり」が開催されている。日田のひな祭りは九州のひな祭りの発祥の地としても有名。天領日田ってご存知だろうか?大分県の日田市は江戸時代に、幕府直轄(天領)だったために、裕福な商人とともに九州の経済の中心地として繁栄してきたそうです。近年、町おこしの一環として旧家に残る雛人形を一般公開されるようになったのが始まりになったそうです。早速、その中心地の豆田地区を散策開始。

なるほど狭いエリアではあるが、白壁の古い町並みが残っていて雰囲気がある。まずは郷土玩具の「日田土鈴の東光堂」へ。干支のかわいい土鈴や、お財布の根付けにする小さな土鈴などが人気の日田土鈴は、その中に神霊が宿り、うち鳴らすことで除魔の呪力があるとされ、魔よけのお守りとして人気だそうです。何より平成17年用年賀郵便切手の50円切手に、日田の土鈴の酉が描かれていましたので、あれかっ?っと思われた方も多いのでは?まん丸の可愛い鶏は記憶に残っていますよね。小さくまん丸のひな土鈴もすごく可愛く、おみやげに買っていこうか?最後までママは悩んでいたようです。向かい側は人気の「草野本家」。豆田地区を代表する旧家で、178体の雛人形は圧巻でした。

そろそろランチタイム・・・お腹も減ってきた。日田はいろいろ美味しいものあるだけに悩んだ結果・・・鰻に決定。ひつまぶしと地名の日田の名をかけた「日田まぶし」が美味しい「日田まぶし 千屋」へ。九州で慣れ親しんだせいろ蒸しも美味しいけど、やっぱりしっかり焼きの入った方が好きかも?もちろんひつまぶしは申し分ない。今後名古屋でいくらでも食べれるかもしれないけど・・・とりあえず今日のランチは日田まぶしに決定!美味しそう!!

我が家のキッズたちも鰻大好き!ご機嫌です!皆さんご存知の通り、まず1杯目はそのまま頂く。あつあつの肉厚鰻を頬張る。続いて2杯目は薬味と一緒に頂く。ここ日田の薬味は独特だ。ネギに、柚胡椒に大根おろしをいれて頂く。大根おろし???っと最初は思ったがこの大根おろしと柚胡椒が合うんだなぁ〜。驚き。いやぁ〜実にいける。

そして最後の1杯は、お茶漬け風におだしをかけて頂く!柚胡椒とわさびどちらでいただこうか?悩んだがラストは定番のわさびに決定。予想通り美味い!1杯で3度美味しいひつまぶしは、何かすごく得したようで嬉しいものだ。ここ千屋は味も良いが、ボリュームもかなりの合格レベルで大満足。美味しかったです。

店先には、珍しく鰻骨が乾燥されていて、キッズたちが「これ何だぁ〜?」と大騒ぎ。日田のひな祭りはどこも見学が有料で結構金がかかる。結局、草野本家を除き、無料見学先だけにした。それにしても個人的な感想だが、たかが自宅の雛人形見せるのに300〜500円もとるってどうだろう?どうも許せない。

メインの豆田地区以外に隈地区でもひらかれているので、のぞいてみたがかなりガッカリモード。そのままスルーだ。豆田地区だけで十分のようだ。和菓子屋さんなんかもいろいろあるから女性同士でのんびり散策にお勧めだ!我が家はとりあえずランチタイムをはずせば約1時間でOKな感じでした。お次は、メインの熊本県が誇る名湯「黒川温泉」へ。

黒川温泉の人気宿は数ヶ月先まで予約で埋まっているという状況は珍しくない。そんな黒川温泉でも1、2を誇る超人気宿の「山みず木」へ。もちろんここ山みず木の人気の理由はその名物露天風呂「幽谷の湯」にある。この開放感抜群の「幽谷の湯」は混浴露天風呂だ。平日のテェックイン前の2時半頃は流石の名物湯もガラガラ・・・ラッキー!黒川温泉は平日に限るとは良く言ったものだ。終末は芋洗い状態になるようだ。

しかし、渓流沿いのこの開放感はたまらない!最高だ!青空を眺め、渓流のせせらぎを聞きながら名湯につかる・・・人気があるのもうなづける。そして渓流を眺めながらの打たせ湯。いいねぇ〜。気持ちいい。写真見てると露天風呂と渓流が一体になっているに見える程でしょ。ホントいい感じだ。最後はほとんど貸切状態だったけど、始めは数人の若い女の子がバスタオル巻いて混浴トライしておりました。パパ嬉しそうでした。もちろん女性専用露天風呂は「木もれびの湯」と「森の湯」の2つがあり、この2つの湯をつなぐ「裸の散歩道」は人気らしいです。あぁ〜流石人気No1露天風呂満喫できました。

15時過ぎに今宵の我が家のお宿にチェックイン。いろいろ悩んだ末、我が家が選んだお宿は「お宿 のし湯」。露天風呂ももちろん良いが、黒川温泉は入湯手形で散策しながらの湯巡りを楽しむのが人気。それならばと、宿の良さを重視して選んだら断然ここのし湯になったのだ。到着をずーっと玄関先で待っているスタッフがいて、家族構成をチェックしているからだろうか?こちらが名乗る前に、名を呼ばれ「遠いところお疲れさまでした」である。受け入れる体制がホントしっかりしている宿だ。驚いた。まずはエントランス、ロビー&フロント・・・どこも雰囲気が最高でスタッフの方の対応も申し分ない。チェクイン時もロビーで美味しい梅昆布茶やジュースやらいろいろサービス。第1印象が肝心だよね。そういう意味では最高点レベル!お部屋も想像通りGood!

先記したが、温泉街の散策&入湯手形での湯巡りが黒川流の楽しみ方。よって、どの宿も浴衣は凝っている。もちろん楽しみにしていた我が家のプリンセス菜優真優ちゃんたちも、浴衣がサイズぴったしだったので大喜び!「可愛ーい!」っと大騒ぎ!大人用も男女カラーが違う上に、キッズ用も男女違うのだ。凝ってるねぇ〜。早速、ファミリーばっちり黒川スタイルになって温泉街散策スタート!真っ先に向かったのが「山みず木」に続いて人気の「いこい旅館」へ。ここの湯もものすごい人気だ。
男性陣は、日本名湯百選に選ばれた名湯「滝の湯」へ(滝の湯は混浴露天風呂です)。人気の滝の湯は大好きな赤い湯だ。決して広くはないし、開放感もないが何故か心地よい。そして黒川唯一掲げられている「日本名湯百選」看板が眩しい!
個人的に赤でも白でも色つきの湯は嫌いじゃない。ここの赤湯も申し分ない。奥には、3つの打たせ湯もある。実はここからの眺望は良い。格子があいていて眼下には川が眺められる。まさに癒しの空間だ。キッズたちもここが気に入ったようで結構な時間をさくことに。もちろんパパもお気に入り!

内湯もまずまずの大きさで悪くない底は小石敷きで面白い。脇にはサウナもついている。あぁ〜さすが名湯百選だ。ここいこい旅館にはもう1つ名物がある。というよりはそちらの方がメインと言えるかもしれない。それは女湯の「美人の湯」だ。こちらももちろん「日本名湯百選」で黒川唯一のぬめり感を持った美肌の湯は、女性客を途切れさせない。同様に珍しい「立湯」も面白く人気だ。約1.5mの深さがあり竹に捕まりながら入浴するのだそうだ。残念ながら期待の美人の湯は熱過ぎてゆっくり入れなかったようで、がっかりママ。でも立湯は菜優ちゃん共々楽しめたようでそれなりにGoodだったようです。男湯にも立湯欲しいなぁ〜!エントランスには美味そう〜定番の温泉たまご!

お気に入りの浴衣姿での散策に、ご機嫌のキッズたち。特に菜優真優ちゃんたちはかなりのハイテンション!すれ違う方々に小さな2人の浴衣姿に対して「可愛い〜!」と声をかけてくれるので本人たちもご満悦!でも、最近、こういった浴衣姿でのんびり散策できる温泉場って減りましたようねぇ。そういう意味でも、ここ黒川温泉はすごく楽しいし、気持ちよい。


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(素晴らしき黒川温泉続く!)

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