2007年1月 門司港レトロ サイクリング!
(門司〜下関サイクリング散策!そしてブレーク寸前?「焼きカレー」!!


デートスポット?門司港レトロの美しい夜景!

九州の玄関であり、最近人気のウォーターフロントエリアの門司港へやってきました。門司港は1889年(明治22年)に開港され、それ以降八幡をはじめとする北九州工業エリアと海外との窓口となり海外の要人を受け入れてきた歴史ある港町である。その頃の歴史ある建築物等を数多く残しながら、高層展望ビルなどの近代建築物とをうまく融合させた趣は観光客を惹き付ける。今や「門司港レトロ」と名付けられ若者を中心にたいへんな人気スポットだ。門司港レトロだけでなく、関門海峡の対岸の下関市とあわせた関門エリアはサイクリングでまわるのに丁度良いサイズ。早速、関門エリアへファミリーサイクリングだ!まずは、港にあるレンタサイクル「JOYiNT門司港」で大人用2台、キッズ用1台をレンタル。500円/日と格安だ。その上驚いたのが大人用は全部電気自転車!!!いざっ出発!門司港以東の線路は全て廃線になっていて寂しい感じ。

う〜ん、実は電動自転車乗るのは初めて!1度乗ってみたかったから嬉しい。うわぁ〜独特のスタート。確かにスタート時、坂など負荷のかかるところでは、アシストされているのが即わかる。へぇ〜楽ちんですごく良い。元々アップダウンがほとんどない関門エリアには必要ないかもしれないがすごく快適だ。詳しいMAPをもらえるのでその通りに進んでいくとポイントは全部見て回れる。早速、スタートして数分・・・ご存知「関門橋」下に出た。今や全国にレインボーブリッジやベイブリッジ、瀬戸大橋等立派な橋はいろいろがあるが、関門橋は元祖名物ブリッジと言えるであろう。何せこの下の海峡の歴史はすごい。源平合戦の源義経、巌流島の宮本武蔵など歴史マニアには涙が出そうなエリアだ。

そして、ここからが本日のメインイベント!全国ここにしかない歩行者専用の海底トンネルだ。関門橋下に「関門トンネル人道入り口」がある。エレベーターが2基あり、ここから一気に自転車とともに地下に約50m潜る。別に代わり映えしないエレベーターなのに何故かドキドキ・・・両面開きのエレベーターが開くと、そこは1958年(昭和33年)3月世界最初に完成した海峡トンネルのスタート地点だ。ちなみに海峡トンネルは2層になっており、上部が車道、下部が人道になっています。

対岸の下関は780m先・・・早速スタートだ!残念なことはトンネル内は自転車をおしていかないといけないこと。ちゃっかり乗っちゃおうっと試みるも、どこかでモニター監視されているようだ。恥ずかしいがすぐに放送で「自転車はおりて下さい」っと即注意!ごめんなさい、すみませんでした。指示通り自転車をおして改めて対岸を目指す。丁度中間地点に名物の海底の県境地点がある。福岡県と山口県の県境に到着。何故か心躍る。ファミリー全員横にならんで、合図を元に一緒にまたぎました。九州から本州山口県へ。

はじめは先が全然見えないし、中間地点が1番底で、両岸からずーっと軽い坂となっている。しかし予想していたよりも全然楽に、約15〜20分ほどで対岸下関側に到着。ここで通行量20円を支払います。ちなみに人だけならば無料です。工期約21年という世界唯一の海底人道トンネルは何か感慨深いものがあります。門司を眺めながら「この関門海峡の下歩いて来たんだねぇ〜」と良太兄ちゃんも大喜び。到着した下関側はあの源平の壇ノ浦古戦場として有名な壇ノ浦です。NHK大河ドラマ「義経」は記憶に新しく、源義経と平知盛の像の前でハイポーズ!タッキーはじめ出演者の手形もあるようだ。822年前、平家一門とともに8歳の安徳天皇が身を投げ、平家滅亡の地となった悲しい歴史のある壇ノ浦でした。

壇ノ浦には、幕末の長州藩の壇ノ浦砲台も5基再現し展示されている。すごい迫力だ。この砲台で英・仏・蘭・米四カ国連合艦隊と馬関戦争でやりあったのであろう。狭くて潮流の激しい関門海峡で連合艦隊vs長州砲台の闘いはさぞ激しいものあったのでしょうねぇ。ちなみにこの砲台の1つは100円入れると大迫力の砲撃音と煙を吐いてくれます。突然のパフォーマンスにキッズたち大慌て!「壇ノ浦古戦場址」や「安徳帝入水の碑」などを見ながら唐戸市場へ向けて下関サイクリングへ。右手にまるで竜宮城のような朱塗りの水天門が見えてきます。有名な「赤間神社」です。

悲劇の最後をとげた安徳天皇が祀られている赤間神社。すごく綺麗な水天門にしばしうっとり。奥には平家一門の墓があり、こんなに美しい神社にも関わらずすごく悲しげな雰囲気です。平家一門の墓所の脇には、小泉八雲で有名な「耳なし芳一」の堂もあります。ママは耳なし芳一に興味津々。キッズたちは平家のたたりかぁ〜何かすごく不気味な雰囲気に言葉少なめ。とりあえず壇ノ浦合戦の史跡はいっぱいあります。源平好きにはたまらないエリアですね。もちろん幕末維新の関連もいっぱいあるので、歴史好きのパパにとってはもっと時間とりたかったようだが、残念歴史系はこれまでで一路唐戸市場へ。

赤間神社からすぐシーサイドの綺麗なコースになっているので海風が心地よいです。ふぐで有名な唐戸市場までは自転車ですぐです。何度来てもここ唐戸市場は楽しい。市場内にどれくらいあるのか?とにかくすごい数の海鮮店がだされ、新鮮で美味しい握り寿司やふぐ汁、ふぐ唐揚げ等、ふぐばかりでなく、市場に入る数多い鮮魚がおろされて売られている。我が家のランチも当然唐戸市場で!ふぐ握り、ふぐ白子軍艦、ヒラメ、エンガワ、鯛、クジラはじめ美味しいものがいっぱいでたまんない。もちろん美味しいふぐ汁も頂きました。あぁ〜お腹いっぱい。ふぐを腹一杯、それも握りで食べれる幸せ・・・たまりません。唐戸市場最高!

市場の裏には、フグヒレが無防備に乾燥されています。あまり見ない光景ですよね。パパなんか目つきがかわってきて、ヒレ酒飲みたいとヨダレたれそうでした。お腹がいっぱいになったところで、唐戸市場のお隣の「カモンワーフ」を過ぎ連絡船の発着場へ。今回の楽しみは、関門海峡を往路は海底トンネルで、復路は海上を連絡船でと2通りでいくことです。実は連絡船への自転車乗船は2台までとのことです。但し、乗船の状況で交渉可能です。受付でパパが交渉した結果満員ではないので、3台OKにしてもらいました。開門海峡は揺れますが楽しいです。

わずか5分程の乗船ですが、なかなかの眺望で楽しいミニ船旅です。ちなみに運賃は270円/大人+自転車50円。1時間に2本くらいは出ているようなのですごく便利です。トンネル+連絡船楽しかったです。連絡船は、門司港のマリンゲートもじへ到着しました。ここからは門司港レトロ散策です。まずは裏に見える「海峡ドラマシップ」へ。?

海峡ドラマシップは関門海峡の過去〜現代にいたるテーマパークです。まずは大正時代の町並みを再現した「海峡レトロ通り」へ。ここは名の通りすごくレトロで良い雰囲気です。ちんちん電車に乗ったり、真優ちゃんは何より門司と言えば「バナナの叩き売り」の発祥の地。その光景に興味津々。館内は時間の経過をとともに日が暮れ、夜になり、また日が出ると大正時代の1日を再現しています。中々雰囲気は良いですが、10分もいれば十分かな?
ちんちん電車の中では。当時の門司市街を走るちんちん電車の勇姿が映像で紹介されています。休憩もあわせて実に良い。海峡ドラマシップ館内は、各階がそれそれテーマ別になっています。関門海峡の歴史や船のシュミレーションが楽しめる海峡アトリウムなどもあります。残念ながらこちらは有料。入りましたが正直イマイチ・・・あまりお勧めしません。良太くんだけは有料ですが、キッズたちの遊び場へ。雄叫びとともに大絶叫で楽しんでいたようです。
門司港レトロのシンボルの1つ「門司港駅」へ到着!すごく雰囲気あるレトロの駅舎に感動です。国の重要文化財だそうです。ネオルネッサンス洋式の木造建築だそうです。駅舎も素晴らしいですが、中のプラットホームも長〜くて抜群です。歴史を強く感じます。鉄道マニアにもたまらないんでしょうねぇ。門司港駅から自転車ですぐのところに良太くんお待ちかねの「九州鉄道記念館」があります。通称「赤レンガ」といわれた旧九州鉄道本社を利用してつくられたそうです。入り口に良太くん大好きのSLの姿が見えます。

入場すると縦にずらーっと往年の機関車〜電車まで列んで展示されています。入り口の「キューロク」の愛称の9600型蒸気機関車や「C59」、関門トンネル専用機関車のEF10等他にもレトロな機関車たちがいっぱい。

その先には、格好良い往年のL特急たちが待っていました。まずは特急こだま型のボンネット特急だ。九州では「にちりん」でおなじみ。そして世界初の寝台電車特急「月光」・・・かっこいい!!この2つの特急はホントたまらないね!中にも乗れるのでご機嫌です。

特に、寝台電車の「月光」の車内は楽しい。何せ昼は普段の特急の姿、夜になるとシートがベットにかわり、上からは2段目のベットが姿をあらわす・・・なんて素晴らしいシステムなんだろうか?やはり月光ってすごいよね。パパしか寝台車に乗った経験がないので、ホントぜひ1度経験させてやりたいものですがねぇ〜。本館の中には他にもいろいろあります。良太くんは長い待ち時間も何のその!鉄道シュミレータに挑戦。
ふだんゲームでならしているとは言え、中々難しいようでどこのキッズたちも大苦戦!結局停止位置よりちょっと手前で止まってしまって大失敗!本人がっかり。確か昔「電車でGo!」ってゲームはやりましたよね?それと同じ要領ですね。残念でした。パパが小学生頃には、ブルートレインブームと言うのがあったそうで、こういったブルートレインのマークに今でも愛着あるんだって。名門特急「つばめ」コーナーもあって、歴代のつばめに関連した展示がされています。


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ブレーク寸前?名物「焼きカレー」と夜の門司港レトロ!

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