2006年1月 博多の正月2006!
博多の正月は「十日恵比寿正月大祭」と冬の王様アラの「アラ鍋」だぁ〜!
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博多の正月はここ「十日恵比寿の正月大祭」だ。今年もやってきました。何せ日本三大恵比寿祭りなだけに1月8〜11日の期間中は約100万人の人出で盛り上がる。JR吉塚駅から歩いてすぐの県庁前の東公園入り口から延々と数えきれない程の露店が建ち並ぶ。駅降りるや否や、お祭り好きの我が家はみな大興奮モードだ。それにしても今年の人の多さはすごい。さすが商売の神様、景気回復っという感じなのだろうか? |
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参道も人でいっぱいで身動きとれない程、いやぁ〜今年はすごいや。参拝の列は参道では足りず、公園へ出て行っちゃってるし・・・疲れたぁ。それでもがんばれるのは、毎年恒例の「福引き」があるからなのだ。ここ十日恵比寿では福引き券2000円を購入して、本殿の左右にある福引き場でその名の通りくじで福を引くのである。大団扇、熊手、干支、小槌、達磨等々縁起物が空くじなしで当たる。これは博多の正月のまさに風物詩とも言え、吉例となっている大人気イベントだ。新年あけたらこれだけは絶対にやらねば! |
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しかし、その福引きもすごい長蛇の列。じーっと我慢である。ようやく良太くんの順番がまわってきました。昨年は確か杓文字が当たりましたが・・・さて今年は?良太くんドキドキで、いざっ福引きっ!パパママ妹たちがじーっと注目していると、やや物足りなさそうな顔で戻ってくる。ややっ?何かちょっと小さいねぇ?今年は「袱紗と風呂敷」のセット!う〜ん、良太くん微妙。どれも縁起物とは言え良太くん全然興味のない・・・それも袱紗と風呂敷では、それっ何ぃ〜って感じ?で何であるかもわからない。正直ちょっとはずれ???悲しげな顔の良太くん・・・。 |
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今回も「めで鯛(真っ赤で可愛い鯛)」や達磨などの大物狙っていたが残念。でも、ママだけは「風呂敷いいっじゃない。1つ欲しかったんだ。」とのこと。とりあえずどれも縁起物、まぁ〜良かったんじゃない。良太くんはもう1つ縁起物の「福笹」もらって、「また来年返しにこようね」とご機嫌回復。今年も無事恒例の福引き終了です。 |
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こうなるとお次はキッズたちの時間。福引き終わるまで我慢することは知っているが、終了したら早速美味しいものゲットだ。まずは菜優&真優コンビが大好きなドラえもんカステラ。今やドラえもんの他にキティちゃんやピカちゅーなど何種類もあるんだね。続いて良太くんは好物のはし巻き!思いっきりかぶりつく!美味い!ホントお祭りで食べるとどれも美味い! |
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続いてスーパーボール釣りに菜優ちゃんトライ!カラフルな色のボールと可愛いプリキュアの貯金箱をゲット。嬉しい!もちろん恒例のチョコバナナも。代表して良太兄ちゃんがじゃんけん!優しい店のお兄さんは「じゃんけん出す手は受け取ったお金握っているからね」とその手でじゃんけんしてくれる。もちろん相手はグーしかだしてこないんだけど・・・良太くん大丈夫かな?ちゃんとお兄さんの言ってること理解してるかなぁ〜?「じゃんけ〜んポン!」良太くん見事パーで勝利。2本ゲットです。良かったねぇ〜。これには妹2人も「やったぁ〜!」と大喜び。兄の面目躍如だ! |
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通りが何やら騒がしくなってきました。TV局のカメラマンなどのプロカメラマン、アマチュアカメラマンも含めて、通りにはカメラかまえた方でいっぱいです。実は今日の宵えびすのメインイベントというか?恒例行事の「徒歩詣り(かち詣り)」の時間になったようです。かち詣りとは、毎年博多の奇麗どころの芸者さんたちが総勢で、のぼりとめで鯛の台車を先頭に、博多那能津会の三味、笛、太鼓で十日えびすの唄をはやしながら東公園入口より行列し、徒歩にて参拝し、1年の開運、商売繁昌の祈願をされるものなんだって。だからこれまたすごい人!芸者さんたちが乗った観光バスが到着したから、いよいよスタートだ。来たよ来たよ! |
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実はパパはじめ我が家は「かち詣り」初見物。パパなんかさぞかし若くて美しい芸者さんたちが行進してくるのだろう?と大はしゃぎ。リズムの良いお囃子にあわせて、やってきました芸者衆。ところが、パパ唖然。期待の芸者さん・・・かなりベテランさんが多いようで(それも大ベテランばかり)・・・パパ開いた口が閉まらない。悲しい顔。とりあえず期待のかち詣りは近くで見るよりもちょっと離れたところから見た方が良いようだ。十日恵比寿のサイトでは奇麗な芸者さんが掲載されていたんだけどなぁ〜?パパまだ納得いかないようです。とりあえず人気イベントあっという間に通り過ぎていっちゃいました。パパと同じように思った方はどれくらいいるのでしょうか? | ||
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かち詣りが終わっても、人出は増える一方で大混雑。前にも後ろにも進めないような状況がしばし続き、何とか鳥居から吉塚駅方面の東公園にでることに成功。ここまで来るとなんとか普通に歩ける。ひと安心。こうなると良太くんのくじ引き魂が騒ぎたつようで、まずはヘラクレスカブトムシを狙って、昆虫くじチャレンジ!見事大はずれ・・・。昨年の筥崎宮の放生会ではアトラスカブトムシをゲットしたんだけどねぇ。はずれはムシキングカード。菜優真優コンビも、各々くじに挑戦。お互い可愛いガマくちのショルダーをゲット。こちらはかなり気に入ったようでご満悦。最後に良太兄ちゃん、自分のお小遣いでどうしてもラストチャンスをくれぇ〜!ということでゲームねらいで勝負。見事バランスゲームをゲット。これはキャンプでできるととりあえず納得したようだ。これで今年の十日恵比寿終了。我が家の最寄り駅は、おとなりの駅だけど電車で帰宅。寒かったけど楽しめました。今年も良い歳になりますように。 | ||
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十日恵比寿が無事終了したら、明日から始まる新学期のために美味しいもので精をつけることに。福岡の冬の味覚と言えばいろいろあるが・・・やはり冬の王様「アラ」だっ!多くの方が冬は「ふぐ」と思われているかもしれませんが、個人的には断然アラ!ずばり滅茶苦茶美味しい。アラは関西ではクエと言われ、自ずと知れた超高級魚で、「幻の魚」「魚王」と言われている魚だ。JR博多駅近くのアラ鍋の人気店「ひかり」へ。平日はサラリーマンの長蛇の列だが、休日は子連れでもOKだ(予約した方が無難)。店内は多くの魚拓が飾られており、良太くんの頭上に鎮座しているのが今宵の主役アラである。早速アラの煮込み登場! | ||
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通常アラのフルコースなんて1万5千円程度出さなくては食べれない。まさに味覚、金額的にもふぐに負けず劣らずである。残念ながら本日はアラ刺し用が入荷せず、薄造りは味わえないが、それでもアラは十分に満喫できる。まずは皆で美味そうなアラ煮こみを食する。ポロッと骨から身がとれその美味さたるや期待通りである。当然美味い!良太くん、ママともに初体験。もちろん「すごく美味しい〜!」と大絶賛。流石アラちゃんだ。良太くんなんか、「美味いよぉ〜」とじんわりと味わっちゃう程。ホント美味いのだ。続いてママの好物「アン肝」。ママはこういった珍味系が大好き! | ||
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もちろんアラだけでなく、立派な刺し盛り、馬刺し、クジラ系、馬肉焼き等々どんどん美味しい物が登場してくる。どれも値段の割には美味くて大満足だ。本日の大トロは良太くんのターゲットに。美味しかったらしい。ほとんど取られて口にできなかったパパが悲しそうな顔で大トロのあった場所を眺める。みんな良い笑顔になってきた。 | ||
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続いて、再びママの好物登場。お次は「タラ白子焼き」だ。これも美味しく満足な笑顔。酒飲みでもないのに本当こういった類いの物が好きなものだ。お腹が8分目になって来た頃、メインの「アラ鍋」のお出ましだ。これで2人前。アラの切り身のボリュームも満点レベルだ。本日はこれで1人前1900円(特価だったかも?普段も安いのに今日はなお安い)と超格安とくるから嬉しい。実はここ「ひかり」の鍋は人数分注文してしまうと多すぎる位だ。2人前でも食べきれるかなぁ〜?早速、準備して鍋を火にかけしばし我慢。 | ||
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みんなが期待しているので、菜優&真優ちゃんも何が出来上がるのか?気になって気になって、思わず覗き込んでしまう。鍋の蓋を開けると、ぱわぁっと白い湯気が出て、それは美味そうな臭いが・・・いやぁ〜ホント美味そうだ。自分はこのアラ鍋が1番美味い鍋と言い切る。何よりアラ自身がホントに美味いのだ。すごく濃厚な味で、ひと口食べただけで「違う!これは美味いよ」ということになる。どんなに鍋で煮込んでダシをとられても、アラ自身の味を失わず自己主張してくる、まさに鍋の主役だ。満喫させてくれる。その上そのゼラチン上のプリプリ感と濃厚なエキスの入っただしも最高だ。現に、何人の方とアラ鍋味わっただろうか?初体験の方は必ず絶賛して帰って行く。それも間違いなく最上級のお褒めの言葉でアラを讃えて行く。今宵ももちろんママ&良太くん予想通り感動モードだ。ちなみにママの後ろの大きな魚拓は、俳優の的場浩二さんのものだ。すごく立派なカッポレ(鯵科)でした。 | ||
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いやぁ〜ホント美味かった。さすが幻の魚である。しかし、このアラってなんで関東地方では知名度低いのだろうか?こんなに美味しいのに。流石食通多い関西では高級魚として広く知られている。まぁ〜東京で食べたら高すぎて一般的にはならないんだろうね。福岡来てからこいつを食べなければ冬を越せないという関係になってしまいました。最後の〆がアラの旨味がびっちり残ったスープでアラ雑炊。卵と海苔いれて完成!これがまた美味いのだ。いやぁ〜いつも思うことだがアラちゃんありがとう!人気の「ひかり」では格安のためここまでだが、アラ料理を売りにしている料亭や旅館は(数はホント少ないが)、ものすごく美味しいと賞賛されている「くちびる」や「胃」や「腸」、「目玉」など珍味系を食べさせてくれる。漫画「美味しんぼ」でも紹介されたように、これらはホント格別の味わいらしい。残念ながら未だ経験できずにいるが、いつかはその逸品を口にしたいものだ。でも幻の魚と言われるアラは高いんだよねぇ〜。でもいつかはホント味わってみたいものだ。 |
十日恵比寿神社 http://www7.ocn.ne.jp/~t-ebisu/
大衆割烹 ひかり http://www.kikumasamune.co.jp/guide/list_h/h010/hikari.html
美味しんぼ10巻
http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/bun/man00910.htm