2005年12月 年忘れだよぉ〜薩摩旅行! その2
(指宿〜池田湖〜知覧へ!菜の花畑と開聞岳と武家屋敷!)

大浴場の「生き帰り湯」で朝風呂あびてさっぱり。女将のお茶のサービスもさりげなくよいものですね。朝食済ませて(畳の宴会場)2日目も順調にスタート。コーラルビーチホテルはその名の通り全室オーシャンビューだ。眺めも良い。そしてホテルのスタッフの方には最後まで気持ちの良い対応をして頂き気分良く出発できる。これはホント嬉しいことだ。ホテル前で写真撮ってホテルを後にする事に。指宿はやはり気に入った、又来たいものだ。次は美味しい伊勢エビや枕崎のカツオなんかもいいかなぁ〜。

2日目の最初の目的地は指宿の丁度お隣にあたる山川町営の「山川砂むし温泉」か「ヘルシーランド」で迷う。どちらもJR九州のCMでおなじみの大人気温泉だ。ヘルシーランドが「ここまでが温泉で、ここから先が海」というフレーズが記憶に新しい東シナ海の絶景が売りの温泉で、本来はこちらに立ち寄ろうと予定していた。ところが昨夜の砂むしがあまりにも気持ち良かったので急遽連日で砂むしに決定。ここ山川砂むしは穴場らしく、何よりあの黒木瞳さんのJR九州のCMは指宿の砂楽でなくこちらで撮影されているのだ。なるほどこちらの方が素朴な施設ということと、海と何よりも開聞岳の眺望が素晴らしい。

早速、本日はパパと良太くんだけが砂むしすることに。ママはメイクが面倒とのことで見学。一応指宿の砂楽同様全天候型で簡単なテントのような屋根がついてはいるが、ほとんど浜辺に寝そべっているような感覚で気持ちよい。頭の先すぐそこは海である。下からじんじんとくる熱さと磯の香り、浜風、波の音、可愛いミニパラソルと優しい日差し・・・いやぁ〜ホント気持ち良い。指宿に負けず劣らずだ。ママと菜優&真優ちゃんたちはその間浜辺で磯遊び。どうですか?開聞岳の眺望。素晴らしいシチュエーションでしょ。でもこの浜辺、当然ですが地熱で熱くなるので本来は遊んじゃ駄目なんだって。至るところに危険の標識ありだもんね。やはり自然ってすごいよねぇ。でも、サッパリしたぁ〜(\800浴衣代込み)。指宿&山川砂むし温泉最高!

連日の砂むし満喫したところで、一路北上し池田湖へ。ここ池田湖も人気のスポットだ。まずは池田湖自慢の1つ世界一といわれる「大ウナギ」。なんと体長約1.8m、胴まわり約60cmの見事な化け物ウナギである。ボート乗り場に何匹もの大ウナギを見学することができます。それにしてもデカ過ぎて、可愛いとかもちろん美味しそうとも思えない。まさに化け物だ。そしてもう1つの自慢が12月中旬から見頃を迎える見事な菜の花!この菜の花畑と薩摩富士こと開聞岳の眺望はそれは素晴らしい。九州でも有名な初春の風景だ。

日本一早い菜の花といわれるうたい文句に間違いなく、見事に咲き乱れておりました。実は年末に鹿児島も大雪に見舞われたため「ホントに咲いているかなぁ〜?」と少し心配していたのですが心配無用でした。残念ながら写真は逆光のためあまり奇麗に写せていませんが、実際には素晴らしい風景です。これには流石女の子の長女菜優ちゃんが大興奮。やはりお花畑って悪くないよね。最後に3つめの池田湖自慢が謎の生物「イッシー」!目撃情報は随分と飛び交っているようです。とりあえずはイッシーのオブジェ「イッシーくん」がキッズたちに大人気。乗るには順番待ちだ。
現実的に考えると、九州最大のカルデラ湖の池田湖に謎の巨大生物が存在しえるのかな?という単純な疑問が思い浮かんでしまうが、ロマンがあって良いものだ。池田湖畔にはイッシーの姿をした遊具施設がある。キッズたちには丁度良いサイズだ。ここでしばしキッズプレイタイム。開聞岳と菜の花畑と池田湖の眺望を楽しみながらのお遊び、何とも贅沢な公園だ。良太くんはモーターボートでの湖周遊をせがんできたが、湖畔はポカポカ陽気だが、湖上は寒いので却下。悲しむ良太くん。

池田湖から指宿スカイラインにて一路歴史の町知覧へ。指宿スカイラインには所々に展望所があって錦江湾と桜島の見事な眺望を楽しめるようになっている。途中結構なくねくね道もあったので車にあまり強くないキッズのために休憩を挟んで行く。そういう意味では展望所は Goodだ。信号が少ないので快調に走ることはできる。あたりに美しい茶畑が広がり始めると名産の知覧茶である。知覧の町が近いことが伺える。知覧は美しい庭園を持つ江戸時代の武家屋敷が残っており、薩摩の小京都と呼ばれている程美しい町です。丁度昼過ぎに到着したので知覧でまず昼食をとることに。その武家屋敷通りにある武家屋敷をそのまま利用した郷土料理の食事処「高城庵」へ。

なるほど電話で場所を聞いていた通り、ホント武家屋敷の中にあり、一見食事処とは気づかない風貌である。ホント武家屋敷そのものだ。重厚な門をくぐると知覧独特の民家「二ツ家」が公開されており、ここでもどこが食事処?と探してしまう程で・・・。実はその右側のこれまた重厚な歴史ある古家が高城庵の食事処であった。これは雰囲気良さそうだぞ。お腹も減ったので雰囲気とともに美味しい薩摩郷土料理を頂こう。中に入るとこれは予想以上に素晴らしい。だって火鉢だよ。火鉢!!良太くんは早速薩摩地鶏の刺身を注文。コリコリと歯ごたえ抜群の地鶏は美味くないはずがない。
知らずに行ったのだが、すごい人気店のようである。運良くすぐに席を確保できたがいっぱいである。それもそのはずテーブル席とかはまるでなく、お膳で出てくるので、なんと縁側で庭園眺めながら火鉢の横で頂いたりと、まさしく頂き方も江戸時代にタイムスリップしたようである。我が家は残念ながら危険なキッズたちがいるので普通のテーブル席へ。テーブルの下にはぬくい火鉢があったが残念撤去してもらうことに。う〜ん火鉢がすごく雰囲気良かったのに残念だが仕方あるまい。料理は人気の高城セットに三の膳が追加されたものを注文。一の膳が「薩摩地鶏の刺身、刺身コンニャク、卯の花、梅酒」二の膳が「薩摩揚げ、薄口煮しめ、酒すし、香の物、そば」ずらっーと薩摩の地のものが勢揃い。
ママパパたちもまずは一の膳の薩摩地鶏の刺身を賞味。良太くんより美味いよ!とは説明されていたが予想通りすごく美味い。他のものも美味いよホントっ!そして二の膳へ。ここできました定番薩摩揚げ。ホント不思議なのだが、地元で頂くとなんでこんなに美味いのだろうか?この薩摩揚げも絶品!ママ「この薩摩揚げ美味しい、嬉しい〜!」とこれまた太鼓判の味宣言。もう1つの定番郷土料理の酒すし・・・パパはイマイチのようである。地酒で調味した酒すしはパパ曰く酒をこぼしてしまった飯・・・?とにかく風味が良く甘くて美味しかったですがねぇ?とりあえずママは、こういった趣のあるところで、小皿でいろいろ美味しいもの食べるスタイルが大好き。当然ながら高城庵のメニューはママのツボど真ん中って感じだ。本来は脚のある膳で出てきて、正座で火鉢にあたりながら各器を手にして食するのだ。う〜ん良いねぇ〜和だねぇ〜。うん、お上品で満足。最後の三の膳はデザートかな?名物「両棒餅(ぢゃんぼ餅)」。鹿児島弁で武士の大小の刀のことをぢゃんぼと言うらしい。ちょっと甘めのみたらし団子って感じで美味い。
〆はママ大好きな抹茶。流石茶所美味しい。パパも久しぶりに抹茶を頂きました。それにしてもここだけで郷土料理満喫できてしまう程、ホント良い店でした。大満足です。キッズたちは地鶏刺身とうどんをわけて食べてこれも満足だったようです。こういったランチで良い店にあたると嬉しいものですね。食事処を出て、これまた趣のある小門くぐって井戸脇を通ると再び門の前の二ツ家に出る。武家屋敷の中で食事ってのもたまには良いですね。そうあることでもないかぁ〜?知覧の武家屋敷通りはホント奇麗に保存されており素晴らしく美しい通りを維持されています。
この武家屋敷通りに、見学できる屋敷が7カ所あり順次のぞいて行けます。どこも見事な庭園が保存されており美しいですが、あまり庭園には興味のないパパ、1つ1つの庭園にもテーマがあるようでそれらをじっくり確認していくママ・・・好みは微妙で、さっさと進んでいってしまうパパ。わびさびを感じるママ。行ってしまったパパ待てぇ〜と追いかける菜優ちゃんご機嫌!とりあえず武家屋敷通りは繰り返すがホント美しい。まるでタイムスリップしたようだ。10時から16時までは車両通行止めになるためキッズたちも安全だ。

食事処の高城庵でも公開されていたが、知覧独特の民家「二ツ家」が再度公開されています。囲炉裏等当時の生活そのままが見られ良太くんなんかは何だこれっ「家の中で焚火〜?」ってすごく不思議そう。写真では小さくしか写ってませんが、知覧独特の提灯「知覧傘提灯」も面白いものです。上下傘が2つくっついたような提灯は独特です。金額を聞くとこれがすごく高くてびっくり!1つ数万円もざらとか?へぇ〜すごい提灯だ。歴史ある小京都「知覧」はのんびり半日散策するには丁度良い。但し、知覧には歴史上もう1つの悲しい顔がある。やはりそれもしっかりと見ておかなければ・・・特に物心ついてきた良太くんにはぜひっ・・・。

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