2006年6月 萩津和野旅行! その4
(名物「ウニ丼」!そして維新の街、萩タウンサイクリング!!

萩焼きロクロ体験終わった後は、お楽しみのランチタイム!!さぁ〜て、萩の美味しいものと言えば何を思い浮かべますか?・・・私はもちろんウニ!!名物のウニ丼、ウニ飯を食べよう!ということで予約を入れておいたのが、萩の人気店「いすず」。威勢の良い名物おかみが切り盛りしている人気店だけあって期待してしまう。2Fの座敷を予約しておいたので、早速のんびりと頂くことに。萩でも名物ともなっている「いすずのウニ丼」とはどんなものか??早速でてまいりました。これが萩名物ともなっているここのウニ丼です。すごいでしょう〜。

ウニ丼と言っても普通とちょっと違う。鯛、ヒラマサ、サザエ、イカ、タコ等の見事な海鮮丼と板1枚まるごとのウニがついてくるのだ。まずは、美味しい海鮮丼を味わって途中からウニをたっぷり丼にあけてウニ丼として頂く。2度美味しい丼である。みんな板1枚のウニに驚いてしまって絶句状態。早速、いただいてみよう!まずは、海鮮丼・・・美味〜い。ヒラマサなんか歯ごたえ抜群最高!それにサザエの歯ごたえ・・・どれもすごいよ、ホント!ウニは、このシーズン小振りな赤ウニ。デカくて見て目の良いバフン雲丹が人気だが、この北浦の赤ウニはグルメ通の間では絶品と言われる代物だ。とりあえずウニのみでいってみよう。甘〜い、こりゃ絶品だぁ〜濃厚・・・ホント表現できない美味さだ!!

海鮮丼を頂いた後、見た目はちょっと良くないかもしれないが、早速おかみお奨めの通り自慢のウニを贅沢に丼にあけていく。そして、思いっきり豪快に、そして贅沢にウニ丼を口へ・・・最高!!うわぁ〜とりあえずウニの味が全然違うね。モノが違うよ。ここの雲丹はっ。外国産のウニがいかに味がないかを実感させてくれる。これぞっ国産、それも名物北浦産のウニだ。残念ながらウニがあまり得意でない良太くんは海鮮丼だけだが、ウニ丼頂いた3人は絶句・・・とにかく共通しているのが「このウニすげぇ〜!!」という感嘆の声だけだ。これは名物店になるのがうなずける味だ。超納得しました。いやぁ〜大満足。みんな萩のグルメを堪能できて笑顔でいすずさんを後にしました。また来たぁ〜い、ぜひ来たい。

お腹もいっぱいになったところで、西端の萩城址へ。ここで無料駐車場に車駐車しレンタルサイクリング。昨日の津和野タウンサイクリングに引き続き、萩タウンサイクリングへ出発。古き時代の雰囲気を実に上手いかたいで残している萩の町、ちゃりんこ快走していても気分が良い。昨晩宿泊した北門屋敷の立派な門、土塀を眺めながら城下町へ。

まずは、「旧二宮家長屋門」の前を通って、橋本川のたもとの「口羽家住宅」へ。ここ口羽家屋敷は、表門と母屋がそのまま保存されておりたいへん珍しいらしい。ここにはシルバーガイドが常勤されており詳しい説明をしてくれる。座敷と奥座敷の間に家来のかくれるスペースがあったり、いざっという時に外へ逃げられる構造になっていたりと中々面白い。ボランティアのおばあちゃんたちのシルバーガイドはホント有り難い。続いて、有名な「堀内鍵曲」へ。これはさすが毛利家というべき、城下町のシンボルのようなところだ。鍵曲って知ってますか?わざと高い土塀を直角に曲げ(鍵状に)て視界を悪くし、敵の侵入を防ぐ遅らせるための武士ならではのアイデアなのだ。良く考えてあるよね。

堀内鍵曲を進むと旧児玉家長屋門に到着する。この長屋は通りから見ると単なる白壁に見えるけど(下半分はなまこ壁)、いざっ内側から見ると立派なお屋敷だ。おそらく母屋のまわりを警護する家来たちのスペースだったのかもしれませんね。すごい規模です。ようやく堀内地区から城下町地区へ移動してきました。まず有名な「菊屋家住宅」へ。ここ菊屋家住宅は国内に現存する最古の大型町家の1つだそうだ。もちろん重要文化財だ。母屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場が残っている。菊屋は代々萩藩の大年寄格を命ぜられていた豪商だったらしい。

とりあえずその屋敷はガイドさんの説明を聞けば聞く程、工夫とすごさを感じることができる。トイレの横に着替え室があったり、お殿様の参勤交代の時の工夫や、お殿様をお出迎えする際の工夫など細かなアイデアの結晶の屋敷だ。でも、お殿様が屋敷にくる事もあるというのだから、当時力があったのでしょうねぇ。それにしても広いお屋敷だ。屋敷のまわりはぐるっと白壁だもんね。この規模だよ。公開されているの全敷地のほんの一部なんだってさ。この白壁が続く通りを「菊屋横町」といい「日本の道100選」だそうだ。確かに雰囲気は抜群なところだ。

菊屋横町をしばし歩くと有名な幕末の風雲児の「高杉晋作旧宅」へと出る。あの高杉晋作の誕生の地、生家である。強力な維新の軍隊「騎兵隊」を誕生させた英雄も、生まれはたった200石の中級武士の出だ。なるほど今まで見学してきたお屋敷とは全然違う、失礼だがたいへん天井も低く質素な感じだ。井戸には高杉晋作の産湯との説明出ていたり、生家だから当たり前なのだが、1つ1つなるほど〜としみじみと見てしまうから不思議だ。教科書などにも掲載されている有名な凛々しい晋作の写真も展示してある。ここで風雲児が産声をあげたのかぁ〜歴史ファンにはたまらない場所だ。やはり太く短く生き抜いた坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛・・・この3傑が人気だよね(維新の3傑は西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允って言われているけどね)。

再び菊屋家住宅前の通りに戻ってきました。菊屋の迎えには「旧久保田家住宅」があります。ここは古くからの呉服商、酒造業であったようで、明治時代には来萩した名士の宿所として利用されたそうです。このへんのんびり散策していると、なんかタイムスリップしてしまったように感じてしまいます。その先を曲がると「江戸屋横町」へ。江戸屋横町は白壁の多い菊屋横町とは趣が変わり、板塀や石垣、生垣が多くなる。これまたすごく雰囲気が良い。
江戸屋横町を進むとこれまた明治維新の立役者「木戸孝允旧宅」へ到着する。木戸孝允は上記した通り維新の3傑の1人だ。下関で坂本龍馬と出会い、それにより有名な薩長同盟を実現し、危機的な長州を救い倒幕、明治新政府の礎をつくった誰もが知る英雄だ。個人的には木戸孝允というより桂小五郎(維新後木戸孝允へ改名)でないとピンとこないのだが・・・。ここ桂小五郎の生家はさすが藩医の家だけあって高杉晋作生家よりは随分と立派だ。驚いたのはここ木造二階建てなのだ。珍しい。小五郎の勉強部屋も残されているらしいが、残念ながら2Fにありその2Fは未公開で見られない。その分、1Fの小五郎誕生の間が公開されており、落書きなども公開されている。
さすが、人気者の生家だけあって木戸&高杉の両家はすごい人だ。高杉家は狭く、大勢で入る訳にはいかないが、木戸家は広いが観光バスからぞろぞろ歩いてきた団体さんと遭遇すると悲しい状況になる。木戸孝允旧宅を進むと、高杉晋作や伊藤博文らが学問を学んだという「円政寺」がある。特に晋作は幼少時に良くここで遊んでいたそうだ。そう聞くと何故か?かなり特別な神社に見てきてしまうから不思議だ?江戸屋横町をこれで後にすることに。歴史大好きのパパは、維新の英雄たちに触れられてご満悦でした!
駐輪場にとめてあった自転車に再度乗り込んで出発!サイクリング観光地の萩は、各曲がり角に案内板があってわかりやすい(でももう少し細かいともっと嬉しいけど)。でも、ここは萩の観光エリアは、ちびっ子たちが一緒でも松蔭神社のエリアはやや遠いとしても(萩城から約4〜5kmくらいかな?)、菊屋&江戸屋横町あたりまでなら徒歩またはサイクリングで十分満喫できる。特にサイクリングにはぴったりのエリアだ。
特に見知らぬ観光地をサイクリングすると、いつも以上に子供たちが喜ぶ!たまにするにはすごく良い。問田益田氏旧宅土塀や萩博物館横を軽快に走りぬけ、ちょっと寄り道。このへんにはいくつもの萩焼の窯元の店が並んでいる。早速その中から「雅萩堂」へお土産選び。ここはすごくサービスが良く、いろいろ物色している・・・「どうぞ」と早速素晴らしい萩焼きの茶碗でお茶をいただく。器が良くなるだけで何故か味もお上品に感じてしまう。
キッズたちも高そうな萩焼きのお皿に夏みかんのお菓子や和菓子などの大サービス。さらにこれ夏みかんジュースまで。これだけしてもらうと単純なパパは何か買い物したくなってしまう。それほど親切で良いお店でした。いろいろ厳選した結果、パパが萩焼の焼酎グラス(1番下に写真あり)、理江ねねも良さそうな萩焼の茶碗、ママがママさん友達にいろいろお土産をゲットして後にする事に。最後は店先までお見送りまで頂きました。ホント良いご店主夫婦でした。少し時間がおしているので急いで萩城へ。2時間程のサイクリングこれで終了。平安古エリアは少し離れているので車移動。
萩に残るもう1つの鍵曲、「平安古の鍵曲」へ到着。まさに直角。これだけしっかりとした直角で造られていると、すごく美しいですよね。松本川と橋本川に挟まれた三角州にある萩の町。その三角州の先端2本の川が別れるところにきました。ここには人口の藍場川があります。この藍場川は薪、炭などの運搬に利用された水上交通路で、隣接する各家にはハトバなどがあり当時の生活の中心になっていたようです。拓殖大学の創設者で総理大臣でもある桂太郎旧宅や旧湯川家屋敷など観光スポットも多い。

又、この藍場川は津和野ほどではないにしろ、大きく綺麗な鯉が気持ちよく泳いでいる。すごく綺麗で雰囲気のある場所だ。萩は全体的に高層建築もないし、通りに面している家はほとんどが自主的に和風の造りにしているし、市民全員で歴史の町の萩を守る努力をされている。感心するばかりだ。関ヶ原で戦わずして敗れた毛利輝元が追いやられて萩に入ってから、どちらかというと強さ、力はあるが不運のイメージが強い長州萩。現代の日本の礎をつくった維新の志士たちを数多く輩出し、未だにその良き萩を守ろうとする姿勢・・・訪れてホント良かった。繰り返すが歴史好きにはホントたまらない町である。これにタイムアップ。理江ねねの帰りの飛行機の時間があるので、急ぎ出発。萩〜中国道の美祢ICまで約50分。そこから福岡まで順調に走って約2時間で帰宅。空港行く前に近所の美味しい豚骨ラーメン食べて、理江ねねんは千葉へ帰って行きました。次はこちらが夏にディズニーランドに行く番です。そのときは宜しくです。夜は萩の定番お土産の「夏みかんのゼリー」。これがホント美味しい。パパが持ち帰った萩焼の焼酎グラスもお気に入りだ。すごく「和」の萩はもう1度訪れたい町と言える。

★★ ママの力作 ★★

北門屋敷 http://www.hokumon.co.jp/entrance.html
萩 季節料理いすず http://www6.ocn.ne.jp/~isuzu/
萩観光協会「時色の町 萩」 http://www.hagishi.com/index.html

萩観光サイト 明日は萩路旅メモ http://www.hagiji-tabimemo.com/
津和野町観光協会 http://www.iwami.or.jp/tsuwanok/
見島牛と見蘭牛の店 ミドリヤファーム http://www.mishimaushi.com/
萩焼窯元 天龍窯 http://www.tenryu.net/
ふくCOM 唐戸市場 http://www.fuku.com/karato/


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