2006年6月 萩・津和野旅行! その1
(下関にたちよって河豚!そして津和野散策!!)


鯉泳ぐ山陰の小京都「津和野」散策中

この時期、毎年恒例になっているパパの妹の千葉の理江ねねが来福。昨年は関サバと城下カレイを味わうために大分県へ出向いたが、今年はがらっと方向をかえて九州を脱出。一路九州道を東へ走る。目指すは中国地方の人気観光地の「萩・津和野」。まずは開門海峡渡って本州の入り口の下関でICを降りて、河豚ファンにはたまらない「下関の唐戸市場」へ。朝9時前に出発し、遅めの朝食にここ唐戸市場の河豚を食べようという贅沢な作戦だ。市場2Fの人気の市場内の食堂「よし」へ。人気のふぐ定食が1100円で頂ける。

何度か訪れてその度に頂いているが、この値段で天然トラフグというから驚き!である。確かに量は少ないが定食としては十分だし、味もいけてる。河豚好きの我が家は皆ご機嫌だ。もちろん千葉からの訪問者理江ねねも大納得。即座に下関が気に入ったようだ。そりゃ本場でなければこの値段では頂けないもんねぇ〜。ご機嫌でふぐ定食頂いた後は、観光名所にもなっている唐戸市場内を散策。実はこれが面白いのだ!!

市場が閉まると、至る所でさばきたての鮮魚たちが美味しそうな握りや、ふぐ汁、唐揚げ等に変身して売り出されるのだ。市場内はこれ目当ての観光客でいっぱいになる。何故なら、鮮度が良いのは市場だから当たり前で、高級魚たちや珍魚たちがすごく安価でそれもすごいボリュームで売り出されるからたまらないのだ。ファミリー食後というのに大興奮。早速何を食べようか?物色。どの店もすごく美味しそうで目移りしてしまう。結局、「ふぐ、甘鯛、とびうお、活き穴子・・・」等々美味しそうなものを次々ゲット!

そして、市場前の芝生の上で関門橋眺めながら頂くというのが最高だ。それにしても、予想通り美味い。初めて食べる活き穴子・・・最高!通常穴子って蒸すか?焼くか?だよね。これは鮮度抜群の刺身〜美味い!最高だ。甘鯛もいけるねぇ〜。う〜ん、ホント何度来てもたまらない。特にこのシステムが気に入った理江ねね「下関っていいねぇ〜」と早くも感動モード。誰が来てもホント目移りしちゃう逸品ばかりだもん。気持ちわかるよ。可愛い河豚のオブジェと独特のフグセリのオブジェの前でハイポーズ!お腹いっぱいになったところで一路中国道を東へ。目指すは山陰の小京都「津和野」!!

1時半頃にようやく島根県の西端の津和野へ到着。小京都「津和野」の散策は自転車に限るということで、まずはレンタルサイクル探すためにJR津和野駅へ。駅前には、風格抜群の蒸気機関車D51が展示されており、機関車好きの良太くんが早速走っていく。津和野とSL?と思われる方もいるかもしれないが、山口と津和野を結ぶ現役のSLやまぐち号は鉄道マニアに大人気だ(こちらは貴婦人ことC57)。今日も駅には蒸気をモクモクと吹き上げているSLやまぐち号が停車しておりました。残念ながらうっかり撮影するのを忘れてしまいましたが、迫力あってすごいですね。

早速、駅前で自転車レンタルして津和野サイクリングへ出発(荷物預かってくれますよ)。町は予想以上に狭く、お薦めコースを往復するだけであればものの1時間もあればOKなほど・・・なんか寂しいところだねぇ〜?が最初の感想。自転車で約5分走ると津和野のメインストリートの「殿町通り」へ。鯉が泳ぐ掘割や白壁の町家などが続くよく見る津和野の風景が出迎える。とりあえずその鯉に反応した我がキッズたち。

早速、近くにあった鯉の餌を購入ご機嫌で掘割へ。とにかくいるいる・・・すごい数の鯉。それもどれもデカ〜い。予想以上に何もないところだが、この殿町通りは風情があって良いところだ。白壁が続くとすごく落ち着いて良い。そして水が近くにあるシチュエーションも悪くない。この風景はなるほど「山陰の小京都」だ。

この風流な風景の中に、突然現れる「津和野カトリック教会」。武家屋敷が立ち並ぶ一角に現れるので何故か違和感があるが、見慣れるとその違和感が何故か美しい!その先も掘割は続き、色とりどりの鯉たちは、人が近づくだけでデカイ口をあけて餌を催促してくる。何か怖くなってくるほどだ。良太くんはパパに突然教われて、水面ギリギリまで・・・危うく鯉の餌に・・・危な〜い!!

菜優真優シスターズはひたすら鯉の餌やり!良く飽きないねぇ〜というくらい、ひたすら餌あげ大ハリキリ。しかし掘割脇の花菖蒲が咲き並んだらそれは美しいことだろう。花菖蒲は6月だが、訪れたのがやや早かったようだ。数輪しか咲いていなかった。しかし、こんなへんぴな津和野に、結構な数の観光客が来ていることに少し驚き。殿町通りは観光客でいっぱいだ。
ひときわ目立つ屋敷が、藩校養老館だ。江戸時代に建てられた津和野藩の藩校で、哲学者の西周や文豪の森鴎外らもここで学んだそうだ。今や一部が残るだけであるが、雰囲気や重厚感は十分伝わってくる。今は津和野町立民俗資料館となっているそうだ。

殿町通りは津和野大橋で終了。津和野の町中をぐるっと掘割がめぐっているのか?と勝手に想像していたのだが、有名な放鯉されている掘割はこの殿町通りだけ。それもすごいのは片側だけ。ものの歩いて2〜3分程度の距離だけである。確かにすごい数の色とりどりの鯉はいたが、何か期待はずれ・・・。津和野川のほとりには、鷺舞の像が立つ。鷺舞は津和野伝統の祭りらしい。殿町通りを往復。家老の屋敷など武家屋敷が並ぶ。

これで津和野の放鯉されているメイン街の散策終了。かなりもの悲しい散策だ。正直鯉見に来ただけ?キッズたちはすごくご機嫌だったけど・・・。でも繰り返すが観光客は多かった。再び自転車にまたがり出発。町外れのこれまた人気の観光スポットの「森鴎外旧宅」へ。これも自転車であればあっという間で、駅から約2kmの距離だ。途中標識も細かく出ているし、レンタルサイクルでマップももらえるので迷うことはない。

ここ森鴎外旧宅は、鴎外が10歳まで過ごした家だそうだ。鴎外の勉強部屋だったと思われる部屋なども残されている。元々藩医の家なので調剤室もある。それにしては結構簡素な家って感じだ。有名な鴎外の写真なども展示されている。鴎外の銅像と記念写真。森鴎外記念館も隣接されているが、入場料600円ということで断念。


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