2005年8月 秘窯の里「伊万里大川内山」へ! その2
(がんばれママのロクロ挑戦!)

引き続きママのロクロ挑戦です。先生にいろいろアドバイスもらって3つ目に再トライ!随分とコツはつかんできたようで少し余裕を持って挑戦です。結構様になってきたようでまずまずの風鈴っぽいのが出来上がってきました。

口が少し開いた風鈴完成。丁寧に糸で切って大切に取り上げます。う〜ん、先生からもなかなかの評価。ママも今度はなかなかの満足顔???最後にもう1つトライして無事ママ楽しみにしていた初のロクロ体験終了。計4つ作成した中から2つを仕上げてくれて約1か月後に自宅に発送してくれます。出来上がりが楽しみです。もちろん良太くんが絵付けした風鈴もいっしょに焼き上げて発送してくれます。ママ曰く「はまっちゃいそう?」だってかなり気にいったようです。

約1時間の楽しい体験を「虎仙窯」さんで終了させてお次は雰囲気満点の伊万里大川内散策。おばあちゃんもコップからお皿まで食器関係は大好き!ちょっとした趣味です。もちろん古伊万里はじめ伊万里焼は大好き!ぜひ気に入ったものを・・・と大ハリキリです。大川内には本物中の本物を焼き上げる窯元がいっぱい軒を並べています。よって至る所にレンガ造りの煙突があって、いかにも秘窯の村って感じです。どこを覗いてもそれは素晴らしい陶磁器がいっぱい。「わぁ〜これ素晴らしい!」とおばあちゃんが騒ぐと、すぐに黙り込む。本当に素晴らしい「色鍋島」や「鍋島染付」等はうん十万円もする。高ぁ〜い。

でも、繰り返しますがホント雰囲気は最高です。有田に比べてより古さが残っており、焼物の村と言う感じがより色濃く残っております。又夏休み期間中は風鈴祭りを開催しており、大きな伊万里焼の風鈴はその美しい色と音色で思わず暑さを忘れさせてくれます。良太くんの風鈴もこんな風に焼き上げってくれれば良いのですが・・・?真優ちゃんは疲れはててベビーカーでぐっすり。陶磁器がならぶ店の中では子供たちの動きが気になって全く気が抜けない。割るのだけは勘弁だよ。

鍋島藩窯公園が隣接しています。その中には有名な「登り窯」が復元されております。当時鍋島藩が献上品として伊万里焼の中でも最高級の「鍋島焼」を焼成させたのがこの独特な「登り窯」です。今でも秋祭りの時のみ窯元が皆で焼き上げるそうです。なるほど復元されたものとは言え、何かものすごく存在感と言うか?重みのある窯です。こういう風な窯で献上品は焼き上げられたんですね。こういうものが残されているのが伊万里の大川内の良さですね。ちなみに鍋島藩が藩窯を有田からここ大河内に移し、関所まで準備し門外不出の技術として市販もせずに献上品等にしたものが鍋島焼、明治になり藩政がなくなり、世にこの技術を元に流通しはじめたものを伊万里焼と総称するそうです。参考までに藩がこのように仕切る以前、各地で焼成されていたものを古伊万里というそうです。
良太くんや菜優ちゃんたちは当然何に使われるものなのかまるで知らないため、階段を走り回って違った意味でお気に入りだったようです。「この中でお皿ができるんだよ」と説明しても???と言う感じで良く伝わらない。というところで窯の中を少し覗いてみると(本当はしてはいけないようです)、お祭りの準備なのか?中はアツアツ・・・すごい熱い!流石現役まいりました。ほぼ全部の窯元覗いておばあちゃんは無事気に入った湯飲みをゲット。GWの有田陶器市で気に入った夫婦茶碗が見つからなかったママは、ここ伊万里でも眼の色かえている。結局高い煙突そびえる「是隆窯」さんでようやくお気に入り発見!う〜んかなり高いけど・・・迷った末ゲット!良かったね。パパはあぁ疲れた。

ここ伊万里は買うだけではなく、喫茶店も大人気です。色とりどりというか、それは素晴らしい陶器でお茶を頂けます。ぼくんちもようやく休憩。パパは可愛いお花が綺麗なグラスでアイスオーレを。ママとおばあちゃんはこれまた斬新なデザイン、カラーのカップでコーヒーゼリー。そしてキッズたちはアイスクリーム。暑かっただけに美味しかったです。

それにしても、素晴らしいカップで頂くと不思議と何か贅沢な気持ちになって少なくとも悪い気はしないですねぇ。ママもおばあちゃんも可愛いカップと大騒ぎでした。多くがショップと喫茶店が併設されており、売られている陶器が実際に喫茶店ででてきます。あぁ〜疲れがとれた。そして店先の軒下には人気の風鈴たちがならんでいます。とにかく音色が素晴らしい。人気になるのが理解できました。パパは高台に紺縞のデザインがトレードマークの「色鍋島」という伊万里焼の中でもいわゆるブランド?のもののマグカップを探しておりましたが、どうしてもなく断念。それにしても1日観光には最適ですし、特に陶器好きにはたまらないスポットと言えます。いろいろな体験企画もありますので良く調べてから来る事お勧めします。
伊万里から福岡までは唐津経由で約90分。夕食は西中洲に戻って玄海灘の海の幸をおばあちゃんに堪能してもらおう!パパ行きつけの店でまずは夏の博多の顔「オコゼ活刺し」。高級魚のオコゼも福岡では安く食せる。ものすごくグロテスクな顔にはあわないホント甘くて、パパ曰く白身魚の中で最高!とのこと。続いてこれまた有名な「呼子の烏賊刺し」。実はおそらく全国で1番美味いと言える程の絶品だ。生きたまま出てくるブランド魚の1つ「呼子の烏賊」ホント美味いのもそうなのだが美しい。眼がエメラルドブルーの蛍光色で輝いたままテーブルにならぶ。食べ終わる頃にはこの色も消えてしまうのだがホント海から上がったままの姿で出てくるのだ美味くないはずがない。元気良く眼がブルーに点滅したり、足がクネクネ動くので毎度の事とはいえキッズたちはいじりまくる。他にも「かわはぎ活刺し」「ごまさば」「旬あじ刺し」「鯨のサエズリ」等々他にも美味しいものをたらふく頂きました。どれもホント美味い!
どうせ福岡へ来たのであればやはり中洲の屋台街も見ておきたい。春吉橋の屋台街はもちろん凄い人。ひと通りまわって、パパと良太くんは当然〆のラーメン。もちろん豚骨だ。屋台で喰うのがこれまた美味い!パパの好きな呑龍さんで美味しい1杯を頂く。今晩も美味い!短い期間でしたがおばあちゃんに九州いくらか楽しんでもらえたかな?明日おばあちゃんとママ&キッズたちは同じ飛行機で東京へ帰省です。約1週間ちょっとの帰京で都内、ディズニ−ランド等いろいろ遊んでくるとの事。思いっきり夏休み堪能してきてもらいたいものだ。翌週パパは法事で帰京。そこで合流だ。夏休みも残りが見えてきた。いってらっしゃい。おばあちゃんにも「福岡って良いところねぇ」と行ってもらえてホント良かった。他にもいっぱい良いところがあるのでまた来福してもらいたい。冬には、フグ、アラはじめ水炊き等美味しい鍋もいっぱいある。いつ来ても満足してもらえるはずだ。皆さん、気をつけて帰省してきてね。
 
ちなみにママが気に入って購入した「是隆窯」の一点ものの桜柄の夫婦茶碗。高〜いお茶碗なので大事にしてもらいたいものだ。結婚10年目の記念にと話すと快く値引きしてくれた窯元さんありがとうございました。窯元さんと直接お話でき、製作のいきさつなどを聞けるとより愛着がわいてきます。こういう買い物も良いものですね。
★★ ママの力作 ★★
★★ 良太くんの力作 ★★

太宰府天満宮 http://www.dazaifutenmangu.or.jp/home.htm

伊万里牛(松尾牧場) http://www.imarigyu.com/index.shtml

伊万里 http://www.city.imari.saga.jp/

伊万里大川内山 http://www.imari-ookawachiyama.com/index.html

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