![]() |
![]() |
![]() |
いよいよやってきました日出町。城下カレイの故郷です。日出町が誇る城下カレイは、暘谷城の石垣下に湧く清水で育ったマコガレイのことで、この湧き水が餌となるプランクトンを大量にうみ、そして独特のカレイの臭みをうまく消してくれ、それは美味いカレイを作り上げてくれるのだそうです。確かにカレイの刺身ってあまり聞かないですもんねぇ?旬は初夏の4〜6月。豊臣秀吉の妻のねねの甥が暘谷城に入り、それ以降暦代の殿様が秀吉や江戸の殿様へ献上品としてこの城下カレイを贈ったそうです。つまり元祖ブランド魚と言える貴重な魚と言えます。加えて、本日は日出町の「城下かれい祭り」。まさに1番の旬を迎えています。我が家は人気の割烹「幸喜屋」へ。城下カレイの名店の1つです。早速出てきました期待の城下カレイの刺身!!! |
||
![]() |
![]() |
![]() |
とは言え、城下カレイは最高級魚の1つ。シーズンが短いため食べるチャンスも少なく、漁獲量も近年減少傾向で益々希少性が高まりつつあり、幻の魚と名付けるところも増えてきたようです。メニューを見ても予想通り立派な料金だ。悩んだ末、大人3人は\8400(税別)の城下カレイコースを選択。良太くんは城下カレイの薄造り\3675にライス追加に決定。う〜ん贅沢。城下カレイコースには内容が同じ(全9品)でよりカレイの量が多い\10500(税別)のコースも用意されているが、財布の中身と相談の結果却下 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
。結果的には十分な量で正解でした。まずは登場城下カレイの薄造り・・・特製ポン酢にカボス絞って、肝と紅葉おろしをといて頂く・・・もちろん美味い!肝が素晴らしい。そしてエンガワ、皮が更に美味〜い。ホント最高だ!ヒラメなんかに比べてすごく淡白だが、初夏にぴったりというかこの淡白さが実に美味い。白身大好きなパパはスタートからやや興奮ぎみ。もちろん理江ねね、良太くん、ママも負けずに皆満面笑み。美味いのだ。皿が大きいのですごく少ないように見えるかもしれないがまずまずの量だ。歯ごたえもたまらん。続いて城下カレイづくしは南蛮漬け、巻揚げ、天麩羅と続々登場。 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
いやぁ〜どれもホント美味い。いつも思うのだが、美味いという言葉以外を何故自分は持ち合わせていないのだろうか?ボキャブラリーの少なさに毎度あきれる。しかし、ホント美味いのだ。早々に食べ終わってしまった良太くんはハイエナのようにパパの城下カレイを狙っている。そしてさらっていった。でも、あまりの美味しさにご機嫌のパパ、今日は何をされても大丈夫かも? |
||
![]() |
![]() |
![]() |
煮付けに唐揚げとどんどん出てくるうまいもんが・・・まずは煮付けの身の厚いこと。もちろん味付けが良いのは言うまでもないが、カレイ自身ものが違うのだ。一見してその見事な身で確信する。ブラボーだ!ママ&理江ねね、煮付けになるとカニなどと同様集中して会話がなくなる。もくもくと骨をとる。皆感心しながらモクモクと食べ続ける。まさに城下カレイを堪能している感じだ。 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
こと唐揚げに関しては当然だが頭から尾っぽまで全く残すものなどまるでない。これまた豪快に頭から食らい付く。これがまた美味い。おそらく今までカレイ尽くしなんていう料理食べた経験ないので、これでもかっ!とカレイが連続してくるのは例え城下カレイでもいかがなものか?とはじめは少し???ということも心配したが、全く心配ご無用どれも美味く感動が続き休む暇もないという感じだ。そしていよいよ真打ち登場「城下カレイ寿司」。それは美しい握りだ。城下カレイを食べさせてくれる名店はここ「幸喜屋」はじめ「的山荘」や「月乃家」が有名だが、ここ幸喜屋は握りを喰わしてくれることで決定した程だ。はじめお寿司は「握りと軍艦がでます」と聞いていたので・・・軍艦巻は何だ?とずーっと気になって仕方なかったのだが、ようやく答えが出たカレイの卵であった。やられた。卵があったかぁ〜?なるほど予想は完全にはずれた。でも美味そう〜。 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
城下カレイ寿司の登場により皆の表情がとたんに絶好調フェースに!写真ではわからないがホント美しい、透き通るような身はまさに芸術だぁ。残念ながら良太くんは薄造りのみの単品注文したので、寿司がついてこない。早速パパの寿司にターゲットを定めてきたようだ。すごく嫌な予感・・・やはり攻めに転じてきた。あっという間にパパの寿司をさらっていった・・・パパ泣きそうな顔。反面良太くんは「うわぁ〜美味い!」とご機嫌。ママ&理江ねねは鉄壁の防御で良太の攻撃を完璧にかわしきる。流石だ。理江ねねもじーっと透き通る身を眺めて、口にする前ににやッっと無気味な笑みを浮かべてからがぶっとひと口でいく。この気持ちは良くわかる。皆、よ〜く見つめて、記憶にしっかりと焼きつけてから確認するように味わう。当然ながら激うまである。城下カレイ握りの美味さの秘密はその身だけでなく、シャリとの間に塗られた肝らがポイントになっている。肝は確認できるのだが、他が何かわからない。とにかくこれがホント至極の味わいをかもしだしてくれる。参ったぁ〜。 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
握りの美味さにノックアウト寸前になった上に、例の卵の軍艦が残る。これを頂いてみる。う〜ん、何とも言えないプツプツという歯ごたえとその深い味わい・・・期待通りであった。こんなの幾ら食べても切りがないというか?いくつでも食べられる程だ。それほど美味い。トロやサバなどに比べて非常に淡白なので、中には物足りないという方もいるかもしれないが、少なくとも白身&光ものが好きな方にとってはぜひご賞味頂きたい逸品と言える。今年になって、フグ、ヒラメ、サバ、アジ、オコゼ等美味しいもの随分と頂いてきたが、まさにオコゼとならぶ夏の顔と言える。すごく高かったが満足いける内容でした。最後に西瓜と苺とカボスゼリー?ピーチゼリーかな?よく分からないが美味しいデザートと大分名産のカボスジュース頂いて、無事城下カレイコース終了。納得。満足。幸喜屋さんは流石お祭り中と言う事もあって超満員。個室予約しておいて良かったです。ちなみに、本当はお祭りの2日間数量限定の城下カレイ弁当\1500が最高です。お祭り会場や各店で少量販売されます。但し、早朝より求めて行列だそうで、本日もあっという間に完売だそうです。 |
||
![]() |
![]() |
![]() |
贅沢なランチ頂いた後は、ママのリクエストで同じく日出町にあるハーブやローズガーデンで有名な「大神ファーム」へ。一面カモミール畑はすごく綺麗でしたが、独特な臭いが・・・イマイチのような?そう話すとママたちに怒られてしまったが、確かに一面真っ白なのは美しいが絶対臭い。ローズガーデンも広くはないが数はそれなりにあってママはご機嫌だ。それよりは、苗の直売店があって訪れる方々それが目当てのようだ。もちろんママもお気に入りの薔薇の苗を探す。残念ながらお目当てなかったようでひと安心。これ以上増えると我が家の狭い庭は薔薇の棘でたいへんなことになりそうだ。ここ大神ファームは海岸沿いにあり、奇麗な海を眺めることができる。風が心地よく実に気分が良い。それほど今日は真夏のような猛暑だ。暑い。これにて大分を後にして帰路へつく。福岡までは約1時間半。可愛そうなことに理江ねねはこれにて帰京。時間がないので自宅近くでリクエスト通り再度豚骨ラーメン食べて福岡空港へ。21時発で羽田へ向かった。その間、空港の売店で再度お土産選びにたいへんだったであろう。お勧めの美味しいと噂の「稚加栄本舗」の明太子をゲットしていったはずだ。かなり忙しい3日間であったが楽しんでもらえたであろうか?秋〜冬にかけて再度来福してもらえば、フグやアラなどまた夏とは違ったグルメを紹介できる。とりあえずまたの来福までお預けだ。 |
全国の漁業直営店 http://www3.jf-net.ne.jp/sea_fish/tyokubai/tyokubai.html
ゆふいん山荘 香洛庵 http://www.d-b.ne.jp/karakuan/body.htm
由布院温泉観光協会 http://www.yufuin.gr.jp/
大分県日出町 http://www.town.hiji.oita.jp