2005年2月 長崎ランタンフェスティバル!その3
(長崎の海の幸堪能、料亭二見!&ランフェス散策 )

崇福寺の次は、そのままアーケード街を通って、中央公園会場方面へ。このへんは長崎の築町の市場街だ。お土産というか?ママが新宿のおじいちゃんへバレンタインのプレゼントに何か長崎から送ってあげようということになり、いろいろと散策。長崎と言えば、酒呑みのおじいちゃんへぴったりのものがある。やはり鯨だ。鯨専門店でどれにしようか?あれこれ迷う。というのも精肉と同じようにいろいろとあるのだ。有名どころのサエズリ(舌)、ウネ(下アゴ)、ヒメ(食道)、ウス(心臓)、チョウム(胃袋)、ヒャクヒロ(小腸)、マメワタ(腎臓)、オバ(尾身)等々まだいろいろある。どれも美味しい。結局お土産はサエズリとチョウムに決定。それとエイのひれ。これあぶると美味いつまみになるんだって。東京まで直送です。続いて、いよいよ楽しみにしていた究極の長崎グルメ堪能へ!先にも述べたが長崎の海の幸はホント最高だ。その中でもホント絶賛されている有名な料亭が茂木にある。茂木は長崎港とは全く逆の橘湾にある市街より車で15分ほどの漁港である。いくつも立ち並ぶ料亭の中でも、特の「料亭 二見」が代表格だ。いきなり出てくる姿造りのすごいこと!元気で大きな鯛と伊勢海老、そして絶好調のアワビが盛ってある。

噂には聞いていたが、あまりにも平然とそれもいきなりすごい刺し盛り登場して来たので一同圧倒される。続いて、な、なんと初春の風物詩「シロウオ」登場!知っている方ならこれですぐにご想像されたはず・・・そうです。もうお分かりですね?「シロウオの踊り喰い」です。もちろんパパもママも皆初体験。お皿の中で元気良く泳ぎ回るシロウオ見てやや動揺・・・ホント元気なのだ。まずはパパが覚悟決めて元気良く泳ぐ可愛い?シロウオたちをすくって、いざっチャレンジ初体験!

いやぁ〜小鉢にいらっしゃってもホント元気なこと。酢醤油を少々たらして・・・踊り狂うシロウオたちを一気に飲み干す!!う〜ん、初めての喉コシ、そして味わい・・・。はっきり言って美味い。ホント可哀想なんだけど美味いから仕方ない。冷たいものがツルツル流れていく喉ゴシが悪くない。そして思いっきり噛んでみてもその歯ごたえがたまらない。年に1か月くらい頂けるのかな?ホント季節ものだが面白い。真優ちゃんにとって彼等は美味しいものとは認識できないらしい。皿の中を必死に逃げ回る姿が楽しいようだ。我が家って残酷一家・・・?

嫌がっていたママもパパの美味しい!発言聞いて心動く。真剣な眼差しで慎重にすくって、いざっお口の中へ・・・う〜んっと難しい顔するも「可哀想だけど、結構美味しい」とおかわりモードへ。こんなものだ。これ見て良太くんも最終的にトライ。こちらは無感想。とりあえずこういった風物詩的なものは嫌いでないし、やはり美味いもんだ。これで神聖なる儀式終わったように、楽しみに待っていた二見自慢のお魚頂くことに!!これは安心していける。う〜ん極上の美味さだ!今回も良太くん用に子供用の幕の内弁当(刺身も特大海老フライもとにかく子供用と言っても立派、侮れない)用意したのに、いつも通り大人用の刺身盛り、特に特大の鯛様が気になるようでランチそっちのけでご賞味。早速皆笑顔だ!

ここ二見が有名なのは、全て天然じげもん(長崎では地元のものをこういう)で養殖物は全く使わない。そして特大の生け簀にしばし入れて体調抜群のところで頂けるのだから美味しくないはずがない。どれも絶品だ。続いて特大のアオリイカ登場。デカイ、福岡の中洲や天神で食べたらこのサイズなら\4000以上は間違いない。いやっもっとするだろう。最初の刺し盛りにいたアワビが一時退席して、見事にさばかれて再登場してきました。先ほどまで皿の上で元気良く回転し、しがみつき、大暴れしていたアワビ君もホント美味しい。歯ごたえがたまらない。とりあえず九州の美味しいものはパパのこだわり美味いものメモまでそうぞ!

初めて見るアワビの姿を発見すると早速良太くんが近付いてくる。初トライ?以前も伊豆かどこかで食べたと思うけど・・・?とりあえず良太くんや菜優ちゃんには固すぎるのか?あまり評判良くなかった。逆に大人にはそちらの方がゆっくり食べれて都合が良い。料理はまだどんどん出てくる。続いて写真にはないが天麩羅。それは見事な海老の天麩羅・・.う〜ん少々ペースが鈍って来た。こんなにボリュームあるとは・・・。その後メイン料理の鯛と卵とサザエ、落花生、サツマイモなどの塩釜焼き。ところがこの塩釜焼きが美味いのなんのって、ちょっと塩気が強くて疲れた胃袋に刺激になってまたペース回復!良太君も美味しいねぇこれってお気に入りみたいだ。

ここ料亭二見の料理はもちろん文句なしだが、その他にも特筆ものなのが個室からの眺望である。茂木にある料亭はほとんど海から道路挟んだところにあるのだが、ここ二見だけはほとんど海上にあるといっても過言ではない。だからその眺望はほんと素晴らしいのだ。特に本日は角部屋で部屋も明るく、遠く島原半島が望める。子供たちは外のベランダ?に出てはかもめや鳶見て気分展開でき丁度良い。そんな中、最初の姿活き造りの鯛のお頭がアラ煮で再登場。くわえてさっきの姿活き造りの烏賊のゲソがあげられてこれ又再登場。どちらも美味そうだがんばらねば。何とかがんばって無事完食。最後にご飯と1番最初の刺し盛りにいた伊勢エビが味噌汁の中に入ってオオトリで登場。それにしても同じ味噌汁でも、伊勢エビが入るだけでなんでこんなに美味くなるんだろうか?いやぁ〜満腹。ママもパパも良太くんたちも、これは皆文句のつけようがない納得のご馳走さまでした。

お腹いっぱいになったら最後にお外で休憩。ホント海岸にそって二見は建っている。そして中写真の屋根がついているところが全て生け簀。極大の鯛、平目、ハモから団扇海老やナマコまで、とにかく生け簀の規模がすごい。その上、他にも室内の生け簀があって全部優しい板前さんが案内して見せてくれたから、良太くん大満足。その上伊勢エビの脱皮した時の奇麗な抜け殻をプレゼントしてもらって大興奮。これ綺麗に無傷のものって珍しいんだって。いやぁ〜ホントスタッフの皆さんも親切で楽しませてもらえました。それに料金も決して安くはないが、昼間とは言え、お酒も少し頂いて、良太くんのお子さま贅沢弁当なども含めて総額2万5千円以下なのだ。これ東京なんかで食べたらすごいよ、ホント!。海の向こう遠くに島原半島普賢岳が望めました。最後に皆さんにご挨拶して快く帰りました。また来たいです。

美味しいちょっと贅沢なランチの後は、再度長崎市街へ戻ることに。思案橋に駐車して今度はちんちん電車で移動です。ママが行きたいと言うので出島ワーフへ。パパは何もないよと忠告していましたが、忠告通りママの気をひくようなものは何もなく、長崎港や三菱の造船ドックを眺めて戻ることに。良太くんには1つ長崎の臨港鉄道の跡があり満足したようだ。長崎には鉄道発祥(横浜より先との噂)やボーリング、国際電話をはじめ発祥記念碑がたいへん多い。出島から歩いて再び中華街へ。江山楼から少し先のところで場所とり。何の場所とりかって?これよりランフェスの人気イベント「皇帝パレード」が始まるのだ。あっパレードが見えて来た!

中央公園会場から中華街の湊公園会場まで約150人の方が中国衣装を身にまとって市街を、皇帝&皇后と大パレードするのだ。ドラの音が遠くまで響き渡り、独特な雰囲気で行進してきます。それにしてもドラの音がでかい!良太くん思わず耳を塞いじゃいました。皇帝パレードはまだまだ続きます。菜優ちゃん苦手の恐〜い龍のオブジェもやってきました。あっようやく金色の皇帝様の車が見えて来た!わぁ〜かっこいい皇帝様だぁ!良太くんたちに話しかけてくれました。うわぁ金色で派手ハデ!

皇帝パレードから突然話しかけて来る方が???「こんにちは!昨日はどうも!」だって、「あれ〜誰?」と不思議がってたらママがいきなり気が付いた。テディベアショップ「BEEPS」さんの奥さんだぁ!(左写真の1番後ろの赤い衣装の方の影になってしまっている赤い衣装の方がそうです)こんなに大勢の観衆の中から良く見つけられたな〜とママ驚き!その後、パパ注目の皇后様の車が到着。毎年皇后様役はミス長崎の美人のお姉さんなんだって。パパ大注目!ホントだ皇后様は奇麗なお姉さんだ!良太くんもパパも鼻の下のばして応援です。大観衆の中、この先の中華街、そしてゴールの湊公園までもう少しです。期間中2回しか行われない皇帝パレード見れて良かったです。
我が家は、ランフェス最後のイベントとして「唐人屋敷四堂巡り」へ。唐人屋敷は中華街から歩いてすぐ。普段はたいへん静かなところですが、たいへん歴史があって趣深いところです。ここ唐人屋敷にある四堂を順番に巡り、ロウソクをお供えしていくと良縁に恵まれ夢叶うとのことである。早速、唐人屋敷会場入り口で4本の真っ赤なロウソクを購入。くわえて「ロウソク祈願スタンプラリー」になっていて四堂巡ると空くじなしの抽選ができるらしい。ではスタート!早速、第1の「土神堂」へ。ここはたいへん狭いけど、たいへん雰囲気が良い。残念ながら17時過ぎたばかりで日が暮れていないので、ランタンの灯りを楽しめないが、夜はホント奇麗なはずだ。
まず1本目のロウソク祈願。でも、真っ赤なロウソクとその灯りって何かすごく良いですねぇ。唐人屋敷の町並みは独特だ。坂あり階段あり、長崎特有のアップダウンがある。ホント平坦な場所がない街である。細い路地裏みたいな通路を通って次を目指す。2番目は「天后堂」。ここもたいへん狭いところだ。
3番目は「観音堂」。ここはやや広め。どれも赤い建物で派手だねえ。ここもロウソク祈願のスペース広くてたいへん幻想的で綺麗だった。敷地内に保育園かなにかの施設があって、ちょっとブランコや滑り台を拝借。少し遊んで元気回復。
お次はようやく下り。それも結構急な下りだ。このへんも暗くなるとランタンの灯りが優しくカップルがデートするには丁度良いところかもしれない。最後の「福建会館」に到着。ここの階段は長くて急だ。丁度、お堂内で「胡弓」の演奏会が開かれており、すごく優しい音色にうっとりしちゃった。その分ロウソク祈願のスペースはたいへん狭かったです。でも胡弓聞けたからよしとしよう。

とりあえず四堂巡り終了!加えて良太くんの四堂ロウソク祈願スタンプラリーも無事終了。注目の抽選は・・・もちろん参加賞的な龍のストラップ。期待していた良太くんがっかり・・・。でも楽しめたからいいじゃない。途中、カステラの福砂屋本店や坂本竜馬の刀傷が柱に残ることで有名な史跡料亭「花月」などの前を通って、思案橋の繁華街を散策しながら駐車場へ。本当なら暗くなるのを待って、パパ行きつけの美味しい中華料理屋で夕食とってから帰ろうかと思いましたが、菜優&真優ちゃんが丁度お休みタイムで熟睡中。2日間思いっきりランタンフェスティバルおよび長崎グルメを満喫して一路福岡へ。最後に良太くん待ちに待ったランフェス用に装飾された特別なちんちん電車の「花電車」に最後の最後で遭遇。昨夜タクシーの運ちゃんから「周辺全体がキラキラ明るくなるから、すぐ気づくよ!」と言われていたが、なるほどものすごい装飾だ。本番のランタンより全然目立っちゃってる。車の中からの撮影だけに全体像が残せなかったのが残念だが、良太くんこれで大満足!
長崎ランタンフェスティバルは、博多の山笠や長崎くんち、精霊流し(さだまさしの唄とは全然イメージ違う全国で1番爆竹がうるさい祭りだ)のように九州男児が好む勇ましさがないために、「面白くない」と言われることが多いのかもしれないが、予想に反して素晴らしく奇麗なお祭りで大満足でした。毎年見なくても良いですが、ぜひ1度は見ておきたい冬のイベントと言えます。

長崎燈會(2005長崎ランタンフェスティバル) http://www.nagasaki-lantern.com/

長崎ペンギン水族館 http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/penguin/

料亭 二見 http://futami23.com/index.html

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