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** SONY 編 **

** SONY α77 **

 

α700の販売中止から約2年ちょっと・・・待ちに待ったSONYの中級機のα77が満を持して登場!ホントどれだけ待ちこがれたことか?α55で世に出たランスルーセントミラーテクノロジーがいかに進化したことか。約2,430万画素、約12コマ/秒、有機ELファインダー搭載とそのスペックに何も文句はないという感じだった・・・ところが、これがSONY史上最大の大失態になるとは・・・。スペックがどうのこうの言う前に未完成のまま発売されてしまったという悲しい事実。っというのも、これで中級機かっ?という程のモッサリ感。これがホント動作がトロくて使えない。どのボタンもダイヤルもどうにも遅い。ここまで期待を裏切ったモデルって他にあるだろうか?発売日に急いで買いに行った自分が情けない?と反省させられたものだ。とりあえず発売から約半年後の2回目のファームアップでようやく普通に使えるようになったのでひと安心となったのだが、これって当たり前の話で、このα77の騒動でSONYは大きく信頼を裏切ったとも言える。次からの新製品はホント注意しないとSONYさん、怖くて買えないぞ!

まっ、トロささえ治ればとりあえず悪くはない。長く中期機不在となっていったSONY。2ダイヤルに上部液晶、しっかりと中期機の最低条件を見たしている。そして発売前は飛び道具ともまで言われた最新の有機ELファインダーは個人的には悪くない。α55から飛躍的に向上している。これならば使えるレベルだ。個人的には光学ファインダーと比較することは次元が違うと思う。これのえらくこだわる方いるが、どちらにもメリットがある。右上画像のように水平レベルはえらく便利だし、設定変更がそのまま確認できるというのは新しい世界だ。位相差検出方式AFが常に働く「フルタイムコンティニュアスAF」もAFの弱かったSONYとしては大きな一歩だ。なるほど世界最速一眼の売りはダテではない。

但しこのα77は長短所がはっきりとしている。まずは、折角の最速カメラもバッファが少なく中途半端。更に2,430万画素は相当PCに負担かけるし正直HDいくら空きがあってもキリがないというレベルだ。やはり1600万画素くらいで良かったのでは?更に売りのトランスルーセントによる微妙な光ロスにより高感度面での改善ができなかったという点も残念だ。正直ISO800までという感じで1600はちょっとキツイ。う〜ん、イマドキではない。でも反面、自分のようなヘタクソには有り難い面もあって切り抜きする場合にはこの圧倒的な画素数に助けられるのだ。そして3軸チルト液晶モニターも慣れるまでちょっと時間がかかるが非常に便利。まぁ〜意欲作ということは理解できる。但し、期待してきただけにこの程度か?という評価がすご〜く悲しい。特にタイの洪水も影響し、品不足もあって完全に乗り遅れてしまったという不運をいくつも背負い込んでしまった悲しいモデルともいえる。但し、今後の継続的ファームアップを信じ、しばしこのEVFファインダーで撮りまくるぞ!
APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)CMOS センサー“Exmor” 有効画素数2430万画素 最高約12コマ/秒(連続撮影優先AEモード時)142.6×104.0×80.9 mm 653g
http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A77VQ/index.html



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